C++ 継承 入門
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※ イラスト提供:かわいいフリー素材集「いらすとや」様

継承とは

「継承」とは、既に定義されているクラスを修正することなく、クラスの機能を拡張する仕組みのことだ。
新たにクラスを定義するとき、元となるクラスを指定することが出来る。
元となるクラスを「基底クラス」または「スーパークラス」、 基底クラスを元に新たに定義するクラスを「派生クラス」または「サブクラス」などと呼ぶ。

派生クラスは基底クラスのデータ構造(メンバ変数)・機能(メンバ関数)を全て受け継ぎ、それに新たなデータ構造・機能を追加することが出来る。

UML ではクラスの継承関係を下図の様に図示する。

継承により、クラスの再利用性が向上する。

基底クラスと複数の派生クラス

参考