技術文章>テキストエディタ実装技術その2

テキストエディタ用仮想バッファの実装と評価
Nobuhide Tsuda
01-Aug-2010

概要

前稿で、 ピーステーブルデータ構造を用いたバイナリエディタ用仮想バッファ第1版のC++による実装と評価結果について報告した。 筆者環境での総合処理速度測定結果は gap_vector を用いた版の約1/10 という燦々たるものであった。 しかし、バイナリエディタ用ということで、バッファサイズが変化しない場合についてのみ測定を行った上に、 テキストエディタ用バッファとして必須の undo/redo 機能を実装しておらず、ピーステーブルデータ構造の長所がでづらい比較であった。 そこで本稿ではバッファサイズが変化する場合についても評価を行うとともに、 undo/redo 機能の実装方法を説明し、 それを実装した場合の評価結果について報告する。

目次(予定所要時間):

  1. 基本事項(8分)
  2. 仮想バッファ第1版パフォーマンス再測定(2分)
  3. undo/redo 実装(10分)
  4. パフォーマンスチューニング(7分)
  5. 評価・考察(2分)
  6. まとめ(1分)

基本事項

仮想バッファ第1版パフォーマンス再測定

undo/redo 実装

パフォーマンスチューニング

評価・考察

まとめ