■ 文字列削除

カーソル位置の前後の文字を消したい場合は [Del]、[BackSpace] を押します。

やりたいこと操作方法
カーソル位置のすぐ右の文字を消したい[Del] を押します
カーソル位置のすぐ左の文字を消したい[BackSpace] を押します

この2つの方法を知っていれば、カーソルはどこにでも移動できるので、どの場所の文字でも消すことができます。 しかし、これらは1文字ずつしか消すことができないので、大量の文字列を削除したい場合には適切ではありません。

以下は、複数の文字列を一度に削除することができる方法です。

やりたいこと操作方法
カーソル位置から次の単語直前までを削除したい[Ctrl] + [Del] を押します
単語先頭からカーソル直前までを削除したい[Ctrl] + [BackSpace] を押します
カーソル位置から行末までを削除したい[Shift] + [Del] を押します
行頭からカーソル位置までを削除したい[Shift] + [BackSpace] を押します

■ 選択して削除

選択状態で 「Del] または [BackSpace] を押すと、選択された文字列が削除されます。文字列を選択するにも様々な方法があります。 詳細は 文字列選択 を参照してください。

■ vi

vi コマンドを使用すると下表のように色々な方法で文字列を削除することができます。

やりたいことvi コマンド
カーソル位置の文字を削除したいx
カーソル位置から10文字を削除したい10x
カーソル直前の文字を削除したいX
カーソル直前の5文字を削除したい5X
選択されている文字列を削除したいx または X
カーソル位置から行末までを削除したいD または d$
行頭からカーソル直前までを削除したいd0
カーソル位置の単語を削除したいdw
カーソル位置の半角括弧から対応する括弧までを削除したいd%
カーソル位置から行内の文字<c>までを削除したいdf<c>
(※ <c> は半角1文字を表す)
カーソル位置から行内の文字<c>直前までを削除したいdt<c>
(※ <c> は半角1文字を表す)
カーソル位置から行内の読点(、)または全角カンマ(,)までを削除したいdf,
カーソル位置から行内の読点(、)または全角カンマ(,)直前を削除したいdt,
カーソル位置から行内の句点(。)または全角ピリオド(.)までを削除したいdf.
カーソル位置から行内の句点(。)または全角ピリオド(.)直前を削除したいdt.
カーソル行を削除したいdd
カーソル行から5行削除したい5dd
カーソル行から次の空行までを削除したいd}
カーソル行から最終行までを削除したいdG
カーソル位置から指定文字列直前までを削除したいd/<文字列> [Enter]
カーソル位置から直前に検索した文字列直前までを削除したいdn