■ 文字列選択

文字列の削除、クリップボードにコピー、半角全角変換などの編集操作は選択されている文字列に対して処理されます。 ですので、文字列を自由自在に選択できるようになれば、テキスト編集のエキスパートに一歩近づいたことになります。

基本的に [Shift] キーを押しながらカーソル移動操作を行うと、カーソル位置から移動先までが選択されます。

やりたいこと操作方法
カーソル位置のすぐ左の文字を選択したい[Shift] + [←]
カーソル位置のすぐ右の文字を選択したい[Shift] + [→]
前の行の同じカラム位置の文字からカーソル直前の文字までを選択したい[Shift] + [↑]
カーソル位置から次の行の同じカラム位置の文字直前までを選択したい[Shift] + [↓]
行頭からカーソル直前の文字までを選択したい[Shift] + [Home]
カーソル位置から行末までを選択したい[Shift] + [End]
文章先頭からカーソル直前の文字までを選択したい[Shift] + [Ctrl] + [Home]
カーソル位置から文章末尾までを選択したい[Shift] + [Ctrl] + [End]
文章全体(文章先頭から文章末尾まで)を選択したい[Ctrl] + A

■ 選択を解除したい

選択状態を解除したいときは [Esc] を押す、またはマウスで選択領域以外をクリックします。

■ マウスによる文字列選択

マウスで文字列を選択することもできます。 右手をキーボードとマウスで行ったり来たりするのは時間の無駄なのであまりよろしくありませんが、 マウスによるドラッグ&ドロップ編集を行うこともできますので、場合によってはいいかもしれません。

やりたいこと操作方法
カーソル位置からクリック位置までを選択したい[Shift] キーを押しながらマウスクリック
クリック位置から任意の位置までを選択したいマウスクリックし、ドラッグ
単語を選択単語部分をマウスでダブルクリック
単語単位で選択単語部分をマウスでダブルクリックし、ドラッグ
行選択選択したい行の行番号部分をクリック
行単位選択選択したい行の行番号部分をクリックし、ドラッグ

BOX 選択モード、または [Ctrl] を押しながらマウス選択した場合は、BOX(矩形)選択となります。
詳しくは BOX(矩形)選択・編集したい を参照してください。

■ vi コマンドによる文字列選択

やりたいことvi コマンド
カーソル位置単語を選択したいvv
カーソル位置から行末までを選択したいv$
行頭からカーソル位置直前までを選択したいv0
行頭非空白文字からカーソル位置直前までを選択したいv^
カーソル位置の半角括弧から対応する括弧までを選択したいv%
カーソル位置から行内の文字<c>までを選択したいvf<c>
(※ <c> は半角1文字を表す)
カーソル位置から行内の文字<c>直前までを選択したいvt<c>
(※ <c> は半角1文字を表す)
カーソル位置から行内の読点(、)または全角カンマ(,)までを選択したいvf,
カーソル位置から行内の読点(、)または全角カンマ(,)直前を選択したいvt,
カーソル位置から行内の句点(。)または全角ピリオド(.)までを選択したいvf.
カーソル位置から行内の句点(。)または全角ピリオド(.)直前を選択したいvt.
カーソル行を選択したいV
カーソル行から3行を選択したい3V
カーソル行から行単位で選択したいV に続けて j または k で行移動