文字列の末尾 n 文字複写：char *my_strright(const char *src, int n)

char *my_strright(const char *src, int n)
{
    const int len = strlen(src);
    n = std::min(n, len);       // src 文字数、n の小さい方を n に代入
    char *dst = new char[n + 1];   // メモリ確保
    src += len - n;		//	src をコピー開始位置に合わせる
    for(int i = 0; i < n; ++i ) {
        *dst++ = *src++;       // 文字コピー
    }
    *dst = '\0';         // 終端記号のヌル文字を忘れずに
    return dst - n;    // dst は n だけ進んでいるので、n を引いたアドレスを返す
}

解説：

• 最初に strlen(src) で、文字数を計算し len に代入します。
• n と len を比較し、小さい方を n に代入します。
• new char[n + 1] でそのバイト数のメモリをアロケートし、dst に設定します。
• src を len - n だけ進め、コピー位置に合わせます。
• while 文で、ポインタをインクリメントしながら、ヌル文字までコピーします。
• 最後に、アロケートしたアドレスを返します。
• アロケートするバイト数は、ヌル文字の分が必要なので、文字数 + 1 であることに注意してください。
• 最後に返すのはアロケートしたアドレスで、コピーによりポインタが進んでしまっているので、- n するのが肝心です。
• 別の書き方として、下記のように、先頭アドレスを保存しておく方法もあります。

char *my_strright(const char *src, int n)
{
    const int len = strlen(src);
    n = std::min(n, len);       // src 文字数、n の小さい方を n に代入
    char *dst = new char[n+1];   // メモリ確保
    char *dst0 = dst;             // 先頭アドレスを保存
    src += len - n;
    while( (*dst++ = *src++) != '\0' ) {// ヌル文字までコピー
    }
    return dst0;     // アロケートしたアドレスを返す
}

前： | 次：