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酸化系:TCA回路はミトコンドリアのマトリックスで行われる9段階からなる環状の代謝経路である

  ピルビン酸  脂肪酸  アミノ酸
    │     │    │
    │←────┴────┘
    ↓
  アセチルCoA
    │
    +←──────┐
    ↓       │
  クエン酸      │       O2  
    ↑       │       │  
    ↓       │     ┏━┿━┓
  cis-アコニット酸  │ NADH2  ┃ └─╂─→ H2O
    ↑       │────→┃   ┃
    ↓       │     ┃呼吸鎖┃
  イソクエン酸    │ FADH2  ┃   ┃
    │       │────→┃ ┌─╂─→ ATP
    ↓       │     ┗━┿━┛
  オキサロコハク酸  │       │
    │       │      ADP P
    ↓       │
  2-オキソグルタル酸 │ CO2
    │       │────→
    ↓       │
  スクシニル-CoA   │
    ↑       │
    ↓       │
  コハク酸      │
    ↑       │
    ↓       │
  フマル酸      │
    ↑       │
    ↓       │
  リンゴ酸      │
    ↑       │
    ↓       │
  オキサロ酢酸────┘

TCA 回路により生成されたエネルギーを使って、ミトコンドリア内膜と外膜の間に水素イオンをくみ出す。その水素イオン濃度差を使って、イオンタービンを回して ATP を産生する。水を高いところにくみ上げて、それを一気に落下させてタービンで発電するのと似ている。
もともとイオンタービンは神経細胞などにあって、ATP を使って特定のイオンをくみ出すものである。ミトコンドリアの祖先の細菌はそれを逆に回してATPを産生する回路を獲得したと考えられている。


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