■ ローマ字検索:外部辞書対応(migemo的機能)

ViVi は g/ によるローマ字検索を行うことができますが、Vista 以降では MS IME の実装が変わってしまい動作しませんでした。 また、google IME などでもローマ字変換をサポートしていないため、g/ によるローマ字検索が動作しませんでした。
そこで、migemo の様に外部辞書ファイルを参照してローマ字検索を行うことを可能にしました。

■ 辞書ファイル

ローマ字検索のための辞書ファイルは SKK辞書 と同一の書式とします。上記サイトで配布されている辞書をそのまま使用することができます。 が、上記サイトの辞書ファイルの文字コードはEUC-JPですが、ViViで使用する辞書ファイルはSJISです。
したがって、上記サイトからダウンロードしたSKK辞書を使用する場合は、一旦 ViVi に読み込み、 「ファイル」-「名前を付けて保存」を実行し、文字コードをSJIS、改行を CRLF に変更してください。

辞書ファイルの書式は以下の通りです。

	<辞書ファイル> ::= <レコード>...
	<レコード> ::= <コメント行> | <辞書行>
	<コメント行> ::= ';;' <文字列> <改行>
	<辞書行> ::= <キー文字列> <半角空白> <変換候補列>
	<変換候補列> ::= '/' <変換候補> [ '/' <変換候補> ]... '/'
	<変換候補> ::= <変換候補文字列> [ ';' <コメント文字列> ]

■ 設定

設定ダイアログで [Global Settings]-[検索・grep]-[ローマ字検索辞書] に、前節の書式の辞書ファイル名を設定します。
文字コードを SJIS にするのを忘れないでね。

■ 使用方法

辞書ファイルが指定できていれば、g/ に続けてローマ字を入力することで、インクリメンタルサーチを行うことができます。

例えば、g/gau と入力すると「gau」、「ガウル」、「がうる」、「ガウス分布」などを検索することができます。

※注意:最初に g/ に続けて文字を入力した時点で辞書ファイルを読み込みソートを行うので、 辞書ファイルが巨大な場合は数秒待たされます。