2.08 では、object. または pointer-> の直後でのみメンバ変数・関数名を動的補完可能でしたが、2.10 では関数の場合、 メンバアクセス演算子をチェインした場合、C/C++キャストにも対応しました。

■ func() 対応

関数がクラス・構造体を返す場合、関数コールの直後でメンバ名を動的補完可能にしました。
下図の様な場合に Ctrl + L で動的補完を行うと CHoge のメンバを補完候補として表示します。

  CHoge *foo();
  foo()->|

■ ptr->メンバ変数 対応

オブジェクト.メンバ変数 または ポインタ->メンバ変数 の直後でメンバ名を動的補完可能にしました。
下図の様な場合に Ctrl + L で動的補完を行うと CHoge のメンバを補完候補として表示します。

class CFoo {
	CHoge	*m_hoge;
}

  CFoo *ptr = ...;
  ptr->m_hoge->|

■ ptr->メンバ関数 対応

オブジェクト.メンバ関数 または ポインタ->メンバ関数 の直後でメンバ名を動的補完可能にしました。
下図の様な場合に Ctrl + L で動的補完を行うと CHoge のメンバを補完候補として表示します。

class CFoo {
	CHoge	*hogeFunc();
}

  CFoo *ptr = ...;
  ptr->hogeFunc()->|

■ C/C++ キャスト対応

C、C++ 形式キャストの直後で動的補完した場合、キャストされた型のメンバを動的補完候補に表示するようにしました。 下図の様な場合に Ctrl + L で動的補完を行うと CHoge のメンバを補完候補として表示します。

  CFoo *ptr = ...;
  ((CHoge*)ptr)->|
  static_cast<CHoge*>(ptr)->|