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Hello, World
カーニハン、リッチー著の「プログラミング言語C」には、「新しいプログラミング言語を学ぶ唯一の道は、それでプログラムを書いてみることである。」
と書いてある。されに続けて「最初に書くべきプログラムは、どんな言語でも同じで、たとえば次のものである:hello, world という単語を印字せよ」
とある。
本稿でもそれにならい、画面に「Hello, World」と表示してみようと思う。
方法としては、プログラムコードをいっさい書くことなく、Label オブジェクトを配置し文言を表示する方法と、
画面描画ハンドラを実装し、自前で文言を表示する方法の2つを示す。
前者は簡単で、Godot の作法的に標準的な方法でもあるのだが、後者のような裏方の動きを知っておく的な方法もあるのだと知っておくのは損がないと考える。
Label
- 画面に文字列を表示するには Label ノードを使う。
- シーンのルートノードを Node2D にし、その子ノードとして Label を追加する。
- そして Label の text プロパティを「Hello, World」にするだけだ
- 以下、その手順を具体的に述べる。
- 新規シーン作成時に Node2D を選ぶ。
- 下図のように Node2D がルートノードとなる。好みでノード名を「Main」等にリネームしてもよい。
- ルートノードを作成したのち、そのノードを選択し Ctrl + A または 左上の「+」クリックで、新規ノードを作成する
- Ctrl + A または 左上の「+」クリック:下図のノード選択ダイアログが表示されるので、「Label」を選ぶ
- Label ノード選択状態で、右上のインスペクタ > text 部分に表示したい文字列「Hello, World」を入力する。
- 以上で Hello, World プログラムはあっけなく完成なので、実行するのだが、その前に Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存しておこう。
- 次に F5 を押してプログラムを実行するのだが、どのシーンを最初に実行するのかを確認するダイアログが表示されるので、
「現在のものを選択」をクリックしよう。
- プログラムを実行すると、下図のように左上に「Hello, World」と表示される。
Label の見栄えを変更してみよう