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Tiny BASIC v2.x

Tiny BASIC は1970年台に流行した言語で、BASIC言語の仕様を制限し、小さなPC（当時はマイコンと呼ばれた）でも簡単に動作できるようにしたものです。
本アプリは、その Tiny BASIC でコードを記述し、実行できる環境です。

ver 2.x になり、以下の機能を追加しています。

TinyBASIC2 　for Android

使い方

コード編集

BASIC は入力行の先頭が数字の場合は、それを行番号とみなし、入力された行をソースコードとして保存します。
ソースコードは基本的には行番号の順に実行されます。
行番号無しの行は命令として実行されます。

行番号のみを入力した場合は、その行が削除されます。

「EDIT 行番号」と入力すると、指定行が入力行に表示され、編集可能になります。

文法

コマンド

ステートメント（文）

REM または 'REM または ' 以降はコメントとして無視されます。
CLSテキスト画面をクリアします。グラフィックスをクリアしたい場合は HGR または TEXT を使用します。
HGR
TEXT
変数名=式
PRINT 式{, ...}式の値を画面に表示し、改行します。改行したくない場合は、最後に「;」を記述します。
INPUT 変数名{,...}
IF 式 THEN 行番号
FOR 変数名=式1 TO 式2 {STEP 式3}
NEXT

式

関数

サンプルコード

Hello, World

10 PRINT "HELLO, WORLD"

100回ループ（FOR文）

10 FOR I = 1 TO 100
20  PRINT I
30 NEXT

最大公約数

100 INPUT "A=";A0
110 INPUT "B=";B0
120 IF A0 < B0 THEN 160
130 A = A0
140 B = B0
150 GOTO 180
160 A = B0
170 B = A0
180 R = MOD(A,B)
190 IF R = 0 THEN 230
200 A = B
210 B = R
220 GOTO 180
230 PRINT "GCM(";A0;",";B0;") = ";B

実行結果：

ランダムライン

100 HGR
110 FOR I=1 TO 100
120   HCOLOR = &H1000000 * RND
130   X = 800 * RND
140   Y = 800 * RND
150   HPLOT TO X,Y
160 NEXT

実行結果：

タートルグラフィックス-1

100 HGR
110 SHOW TURTLE
120 HCOLOR=&H00FF00
130 BACK 300
140 FOR I=1 TO 36
150  FORWARD 600
160  RIGHT 170
170 NEXT

実行結果：

タートルグラフィックス-2

100 HGR
110 SHOW TURTLE
120 HCOLOR=&H00FF00
130 LEN=10
140 FOR I=1 TO 100
150   FORWARD LEN
160   RIGHT 88
170   LEN = LEN + 5
180 NEXT

実行結果：

ヒルベルト曲線

100 SHOW TURTLE
110 HCOLOR=&H00FF00
120 STEP = 10
130 DEPTH = 5
140 ANGLE = 90
150 GOSUB 170
160 END
170 IF DEPTH <= 0 THEN RETURN
180 RIGHT ANGLE
190 DEPTH = DEPTH - 1
200 ANGLE = -ANGLE
210 GOSUB 170
220 FORWARD STEP
230 ANGLE = -ANGLE
240 LEFT ANGLE
250 GOSUB 170
260 FORWARD STEP
270 GOSUB 170
280 LEFT ANGLE
290 FORWARD STEP
300 ANGLE = -ANGLE
310 GOSUB 170
320 ANGLE = -ANGLE
330 RIGHT ANGLE
340 DEPTH = DEPTH + 1
350 RETURN

実行結果：

変更履歴：

謝辞